面談カウンセリングに徹する理由

私たちが 面談カウンセリングに徹したいと考えるのは、人が人とコミュニケーションをとる時に、実に90%以上を言葉以外の方法に頼っているからです。

普段、表情をみてその人の様子を感じ取ることが出来る様に、カウンセリングでも同じことが言えます。
例えば、クライアントと対面した瞬間に、「あっ」と感じることが有ります。洋服の取り合わせに大きくバランスを欠いた雰囲気がある、身だしなみが大きく崩れている、など外見の乱れは内面の苦しみが表に現われている典型的な例です。
他にも、会話中にまなざしが泳ぐ、目を合わせるのを避ける、笑いながら目にはいっぱいに涙があふれている、話しているうちになぜかどんどん前かがみになってきたり、身体が大きくどちらかに傾いている、しきりに瞬きをする、などなど枚挙にいとまがありません。会話中の表情や姿勢は、カウンセラーにとって、とても大切なクライアントからのメッセージなのです。

メールによるカウンセリングでは、リターンが来るまで、相手の反応が伝わってきません。また、たとえ返ってきたとしてもその時点で既に時間が経過してしまっています。
そうすると、カウンセラーとクライアントの間に何かが挟まった状態になってしまい、感動や感情をリアルタイムに共有することが出来ず、カウンセラーの独りよがりに終わってしまう恐れがあります。
最近流行っている電話によるカウンセリングも、やはり弱点があります。
声の調子や強さで幾分補われることは確かですし、レスポンスもリアルタイムです。しかし、それでも表情や姿勢は見えません。微妙な表情の変化なども読み取れないので、きめ細かな対応ができないのです。また、クライアントからも耳を傾けているカウンセラーの表情が見えません。この人は本当に心から自分を受け容れているのかということに、不安が残ると思います。

私たちは、クライアントにはできる限りの援助をし、早く楽な気持ちになっていただきたいと考えています。ですから、カウンセリングをうけて良かったと満足いただくためにも、私たちはあくまでも面談に徹したいと考えています。


かずら橋
かずら橋〜四国・祖谷にて

渡る前には怖くても、渡る時には苦しくとも、
渡らなければ、向こう岸には渡れません。
渡る、勇気と決意を持って下さい。